MACK THE KNIFE - ELLA IN BERLIN (Verve) |
| - Ella Fitzgerald |
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Ella Fitzgerald (vo) Paul Smith (p) Jim Hall (g) Wilfred Middlebrooks (b) Gus Johnson (ds) 1960/02/13 |
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「出産のときに重宝した一枚」と、うちの女房のお墨付きのアルバムだ。 『エラ・イン・ベルリン』。 エラ・フィッツジェラルドのノリにノッたライブアルバムだ。 彼女の明るくパワフルな歌声は、お腹の中の子にも悪い影響を与えるはずはないし、なにより自分自身が本当に元気になるから。そんなことを呟きながら、病院の先生から「入院の際には、元気になるCDを何枚か持ってきてください」と言われた女房は、このCDをカバンの中に詰め込んでいた。 エラ・フィッツジェラルドは、分類的にはジャズのヴォーカリスト。 しかし、場末の酒場で、気怠くムーディに…。といったイメージとは対極の歌手だと思う。 サラ・ヴォーンには薄暗くムーディなクラブが似合うが、エラには広くて明るいホールが似合う。 そして、もう、ジャズとか歌謡曲とかロックとか、そういったジャンルの垣根を飛び越えて、真に表現力のある歌手だと私は思っているのだが……。 彼女の歌は、抜群にうまく、そして、楽しい。 とくに「ウディウディ・シャバダバ」のスキャットはもう「最高!」としか言いようが ない。 楽しくエキサイティングな内容のこのアルバム、多くの人が、彼女の歌から元気を 分けてもらっているんじゃないかと思う。 しかも有名曲が目白押し。 歌い方も、原曲のメロディをあまり崩していないので、初心者にも楽しめる上に、ベテランが聴いても聴きどころの多い内容だと思う。 特にオススメは、やはりラストの2曲。 《マック・ザ・ナイフ》と《ハウ・ハイ・ザ・ムーン》だ。 親しみやすいメロディに乗って、1コーラスごとに音階を上昇させ、即興の歌詞を織りまぜながら、楽しげに歌われてゆく《マック・ザ・ナイフ》。 ルイ・アームストロングを真似て、ダミ声っぽく「デュビ・デュビ・ダバダ…」とスキャットする箇所もあり、楽しい。 《マック・ザ・ナイフ》を歌い終わったら、短いMCを挟んで《ハウ・ハイ・ザ・ ムーン》に突入。とにかくスキャットの凄いこと凄いこと。 圧巻!まさに、歌があふれ出てくる!と言わんばかりの歌唱には、誰もが舌を巻くことだろう。 いつ聴いても楽しめ、かつ深い内容の1枚だと思う。 |
| (2002/08/21) |
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