CURTIS FULLER Vol.3 (Blue Note) |
| - Curtis Fuller |
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Curtis Fuller (tb) Art Farmer (tp) Sonny Clark (p) George Tucker (b) Louis Hayes (ds) 1957/12/01 |
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すぐには発売されなかったらしい。 1957年の録音だが、発売されたのは61年。 番号は1583だが、発売時には既に4000番台がスタートしていた。 しばらくの間、この数字は欠番になっていたようだ。 ゴルソンとフラーのジャズテットの人気が出てきた時期に、このアルバムが発売された。 トロンボーン奏者のリーダー作。 ジャケットのイメージ。 パーソネル。 上記3要素から連想しがちな“泥臭さ”や“もっさりした感じ”というのはほとんどなく、比較的すっきりとした耳あたりとなっている。 ちょっと強引だが、ベニー・ゴルソンの抜けたジャズテットという感じ? このスッキリ目のサウンドは、音色の配合の妙だと思う。 つまり、アート・ファーマーの参加が大きいということ。 “ファーマー効果”だ。 知的に全体がピリリと引き締まっている。 なにせ、ピアノが「後ろ髪引かれる」と形容されるソニー・クラーク。 つまり粘っこいタッチのピアニストだし、ベースがジョージ・タッカーだ。 この人のアタックの強い無骨なノリも、かなり黒い。 そして、ドラムがルイス・ヘイズ。ハードバップの典型といったドラミングをする人で、重量感、スピード感、オカズを入れるセンスがハードバップ好きにはたまらない音の持ち主だ。 要するに、どちらかというと泥臭いリズムセクションだが、そういう感じがしないのは、ファーマーの抑制の効いたトランペットの音色とプレイが、全体的に落ち着きと知的な雰囲気をもたらしているからだと思う。 ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』においてもそうだが、ファーマーの“鎮静効果”はすごいものがあると思う。 金管2本の編成だが、まるで木管がもう一本参加しているんじゃないかと思うようなアンサンブル。トロンボーンの音色による効果で、やはり全体的に暖かく円やか。 そういえば、フラーのトロンボーンを「まろみ」と評していた人がいたが、言いえて妙な表現だと思う。 「まろみ」のある音色。 「まろみ」のあるプレイ。 「まろみ」のあるアンサンブル。 うん、たしかに『カーティス・フラーvol.3』は、「まろみ」のあるアルバムだ。 1曲目のラテンリズムの《リトル・メッセンジャー》の、ちょっと物哀しいキャッチーさや、ラストの心に滲みいるバラード『イッツ・トゥ・レイト・ナウ』が個人的にはお気に入りだ。 |
| (2004/02/23) |
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