BORN AND BARI (Blue Note) |
| - Curtis Fuller |
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Curtis Fuller (tb) Tate Houston (bs) Sonny Clark (p) Paul Chambers (b) Art Taylor (ds) 1957/08/04 |
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ブルーノートが放ったトロンボーン奏者、カーティス・フラーの2枚目のリーダー作だ。 録音されたのは、バド・パウエルの『バド!』が録音された翌日。 このアルバムにはカーティス・フラーは3曲参加しているので、フラーにとっては2日連続のスタジオ入りということになる。 タイトルは、トロンボーンとバリトンサックスがフロントだから「“ボーン”と“バリ”」。 すごい安直なネーミングだなぁ(笑)。 わかりやすいけど。 ぼーん・あんど・ばり 響きも、なんだか、イナタくて、不思議とB級を愛する私のB級心が、むくむくと芽生えてくる。 しかも、2曲目のタイトルが、 《ニカの夢》ならぬ、 《ニタのワルツ》でしょ? 一瞬こんがらがってしまうけれど、これはこれでなかなか優雅な名曲。 寒色系を中心に彩られたジャケットの色彩と、モノトーンのジャケ写もグー。 アルバムの内容は、“ジャズ史に残る空前絶後の演奏”というわけではないのだけれども、なんだか、そそられて、手を伸ばしたくなるようなそんな不思議なオーラが漂っているのです。 バリトンサックスを吹いているテイト・ヒューストンは、このアルバムを聴くまでは知らなかったが、なかなか堅実でよいプレイをしています。よく聴くと、かなりの歌心のあるプレイヤーだということも分かる。 トロンボーンにしろ、バリトンサックスにしろ、いずれにしても、中低域を担う楽器。 音色の個性の違いは、音の円やかさとコクかな。 ちょうど同じコーヒーでも、デミタスなフレバー、つまり、コクがあってマロヤカな味がトロンボーンだとすると、ストロング・ブレンドのように、酸味とギザギザなとんがった濃さが漂うのがバリトン。 アンサンブルにおいては、この○と△が、うまい具合にとろけあい、ほどよい、おいしいテイストにブレンドされたのが、本アルバムのアンサンブル。 しかも、トロンボーンとバリトンのアンサンブルばかりのテーマが続くと、さすがに胃もたれするのではないか? という配慮からなのだろうか、トロンボーンのみがテーマを奏でる《ハート・アンド・ソウル》、バリトンがワンホーンでテーマを奏でる《アゲイン》など、アンサンブルの処理も工夫されて飽きのこさせない内容に仕上がっている。 この「オイシイ二人」を、ガッシリ、シッカリと支えるのが、おなじみのコンビ、チェンバースとテイラーのリズムセクション。 しかも、ピアノがソニー・クラーク。 ほどよい湿り気を与えてくれている。 とにかく、音色の組みあわせ、低音のコクをお楽しみいただきたいのが本盤。ズッシリと腰の据わったアンサンブルをお楽しみください。 |
| (2010/02/27) |
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