NEW JAZZ CONCEPTIONS (Riverside) |
| - Bill Evans |
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Bill Evans (p) Paul Chambers (b) Teddy Cotick (ds) 1956/09/27 |
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世評的には、エヴァンスのアルバムといえば、スコット・ラファロ(b)とポール・モチアン(ds)参加のリヴァーサイドの4部作(『ポートレイト・イン・ジャズ』『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』『ワルツ・フォー・デビー』『エクスプロレーションズ』)が代表作とされてはいる。 しかし、これからビル・エヴァンスを聴いてみようと思う人にとっては、聴きやすさはもちろんのこと、エヴァンスが醸し出す独特な雰囲気にひたれるという意味でも、このアルバムから入門するのも悪くないんじゃないかと思う。 エヴァンス27歳のときの初リーダー作。 活動拠点をニューヨークに移して1年後のレコーディングだ。 エヴァンス特有のギクシャクとした生硬さが、かえって耳をそばだたせてしまう1曲目の《アイ・ラヴ・ユー》でツカミは抜群。 それに輪をかけ、さらに“生硬ギクシャク”の無限ループを描くかのような旋律が戦慄のテーマ《ファイヴ》を聴けば、エヴァンスというピアニストの個性が、すでに初リーダー作から色濃く放出されていることが分かる。 もっとも、テーマ処理は凝っていても、いざアドリブにはいると、バド・パウエルに端を発するこれまでのピアノトリオのオーソドックスなアプローチが多いことも確か。 これは、まだエヴァンスのスタイルが完成の域に達していないことの現れでもあり、またベースが、4ビートの“刻み”の達人チェンバースだということもある。 太い躍動感をもって、ストレートに突き進むチェンバースのベースがベース(基盤)にあるからこそ、かえってエヴァンスの一筋縄ではいかない屈折したノリが際立つという面白さもある。 とくにアップテンポの《コンセプション》において、ベースがペダルトーンを保持している箇所での少し突っ込み気味のノリなどは、いかにもエヴァンスらしい。 摩天楼を背景にポーズをとるエヴァンス。 彼のメガネのレンズは、夜のマンハッタンのなにが映っているのだろう? ジャケットから漂う雰囲気がそのまま音になったかのようなピアノは、知的な躍動感に溢れている。 |
| (2010/02/06) |
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