WALTER DAVIS LIVE AU DREHER (澤野工房) |
| - Walter Davis |
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Walter Davis (p) Piere Michelot (b) Kenny Clarke (ds) 1981/03/27 & 28 |
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ウォルター・デイヴィスが、48歳の時のパリのクラブでのライブ。 リズム隊は、ヨーロッパに移住していた頃のバド・パウエルのピアノを堅実に支えた、ケニー・クラークとピエール・ミシェロというベテランコンビだ。 ウォルター・デイヴィスというと、私はどうしてもブルーノートのリーダー作『デイヴィス・カップ』を思い出してしまうが、このアルバムで認められるファンキーさは、感じられない。 もっとも、ビ・バップのナンバー中心に演奏しているから、これらの曲をファンキータッチで演奏するほうが難しいといえば難しいのだが。 オススメは、《シリア》、それに《ジョンズ・アビー》か。 両方ともパウエルの曲だ。 だからというわけではないが、タッチが非常にパウエル的。かつ、乾いたドライヴ感も、かなりパウエルを彷彿とさせる。 耳を澄ますと、うなり声も聞こえるし。 セロニアス・モンクのナンバー《モンクス・ムード》も演奏しているが、アプローチはモンク的というよりも、たとえば『ポートレイト・オブ・セロニアス』などに認められるパウエル的なアプローチを彷彿とさせる。 ウォルター・ビショップって、想像以上にパウエルの影響を受けていることを確認できる1枚だ。 ジャズ・ピアノのファンに、ジャケットを見せずにこのアルバムを聴かせたら、「これって後期のパウエルでしょ?」と言われそうだ。 録音のバランスは、悪い。 ケニー・クラークのドラムスにバランスが偏っている。 ミシュロのベースが奥に引っ込んでしまっているのが残念だが、そのかわりサウンド全体から伝わってくる熱気は、まさにライブならではの臨場感。 このアルバム、現在は澤野工房から再発されたものが廉価で手にはいるが、これが出る前のオリジナルのレコードは高値取引されていたらしい。 もちろん悪くない内容ではあるが、高値で取引されるほど、絶品な演奏なのかというと、ちょっと…。 レコード時代のトミー・フラナガンの『オーヴァー・シーズ』のように、希少性と、優れた内容が高値を呼び話題になっていた盤もあるが、このウォルター・デイヴィス盤の値段の高さは、1にも2にも希少性だったのだろう。 澤野から出ている2,500円が“適正価格”だと思う。 |
| (2004/07/04) |
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