THE ESSENTIAL SHOWCASE (Vanguard) |
| - Vic Dickenson |
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Vic Dickenson (tb) Ruby Braff (tp) Shad Collins (tp) Edmond Hall (cl) Sir Charles Thompson (p) Steve Jordan (g) Walter Page (b) Les Erskine (ds) Jo Jones (ds) 1953/12/23, 1954/11/29 |
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“中間派”なる言葉を発明したのは、かの大橋巨泉氏。 スィングとモダンジャズのちょうど中間のスタイルのジャズのことだが、なるほど、なかなか言い得て妙な呼び名だ。 では、どんなテイストのジャズなんでしょう? と気になる方には、 「はい、これ聴いてください」 と一言で差し出せるアルバムが、トロンボーン奏者、ヴィック・ディッケンソンの『ショウケース』だろう。 ほのぼのとしたディッケンソンのトロンボーンと、良い意味での“緩さ”をたたえた楽しいリズム。 当時としては珍しかった時間制限無しのジャムセッションを収録したアルバムだ。 この暖かなサウンドは、小春日和のように暖かくまろやかで、聴き手をどこまでも和ませてくれる。 トランペッターのルビー・ブラフや、クラリネット奏者のエドモンド・ホールといった人たちの名前って、モダンジャズ漬けになってしまっている人にとっては、あまり縁のない名前かもしれない。 もちろん私もこのアルバムを聴くまでは知らなかったが、これを聴いたお陰で、彼らの味のあるプレイを知ることが出来た。 ウォルター・ペイジの地面の底から湯気が出てくるような太くて暖かいベースもいい感じですね。 モダンジャズや、エッジの立ったジャズを聴いた後に、これを聴くと、固くなっていた頭のコリがほぐれるような気分に。 録音されたのは1953年だが、けっこう音が良いのも特筆モノ。 ついでに肩の凝りも取れるかもしれない。そういった意味では、この「中間派ジャズ」は、「温泉ジャズ」と呼んでも良いのかもしれない。 なおCDでは2枚組のLPに収録されていた《ホェン・ユー・アンド・アイ・ワー・ヤング,マギー》と《ユー・ブロート・ア・ニュー・カインド・オブ・ラヴ・フォー・ミー》の2曲がカットされているので要注意。 CDのタイトルが『ショウケース』ではなく、その前に“エッセンシャル”が付くのはそういうこと。 |
| (2010/01/09) |
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