MR.SHING-A-LING (Blue Note) |
| - Lou Donaldson |
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Lou Donaldson (as) Blue Mitchell (tp) Jimmy "Fats" Ponder (g) Lonnie Smith (org) Leo Morris (ds) 1967/10/27 |
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安直かもしれないが、このアルバムを語るには、大ヒットした前作の『アリゲイター・ブーガルー』を引き合いに出すのが早い。 『アリゲーター・ブーガルー』の人気の二番煎じ……、じゃなくて、前作が好評につきの第2弾が、『Mr.シング・ア・リング』なのだ。 ちなみに『ブーガルー』から半年後の録音。 この2枚はいずれもゴキゲンでダンサンブルなアルバムなのだが、『ミスター・シング・ア・リング』は、前作の内容をさらにブラッシュ・アップし、バージョン・アップした内容といえよう。 マジンガーZと、グレートマジンガーの関係とでもいうのかな? あるいは、レッドバロンとマッハバロンの関係(笑)。 グレートマジンガー(マッハバロン)のほうが、マジンガー(レッドバロン)よりもパワーアップして、シェイプもスタイリッシュになった。 しかし、全面的にマジンガー(レッドバロン)がグレート(マッハバロン)に劣るのかというと、必ずしもそういうわけではなく、マジンガー(レッドバロン)にはマジンガー(レッドバロン)の味があるということ。 このニュアンスが分かれば、話は早い。分からない人は、ゴメンナサイ。昔のアニメや特撮に疎い方には、なにがなんだかな喩えでしたね。 サウンドのキーを握るオルガン奏者、ロニー・スミスは両アルバムともに大活躍をしているので、全体的なトーンに大きな変化はないが、サウンドやリズムがより一層シェイプアップされ、さらにノリ重視の方向にスイッチしている。 加えて、前作はルー・ドナルドソンのワンホーンだったが、こちらは2管編成。 補充要員はトランペッターのブルー・ミッチェルだ。 ドナルドソンの意図を汲み取ったミッチェルは、リズムにあった演奏を器用に繰り広げている。ハードバップ路線の彼とは一味違った、シンプルで要点を押さえたプレイに徹しており、彼のセンスの良さを見る思いだ。 『ブーガルー』と『シング・ア・リング』、どちらも甲乙つけがたい内容だが、まったり気味のノリを楽しみたい人は『ブーガルー』、もう少しシェイプアップされて尖がったリズムを楽しみたい人には『シング・ア・リング』が良いと思う。 ジャケットの色合いもリズムのニュアンスの差を象徴しているかのようで、『シング・ア・リング』の色使いのほうが『アリゲーター』よりも、シャープだ。 いずれにしても、ロニー・スミスの、 ♪ブァッ!ボワァッ! とハジけた気持ちのよいオルガンが楽しめることは前作同様。 くわえて、小気味良くまとまった《いそしぎ》も楽しめる『ミスター.シング・ア・リング』は、ソウル路線のルー・ドナ好きにはたまらない1枚だといえよう。 シンプルでスリム、かつグルーヴィなサウンドはR&B好きはもちろん、肩の凝らないゴキゲンな音楽として、ジャズファン以外の音楽ファンにもオススメです。 |
| (2006/12/09) |
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