THE GOLDEN EIGHT (Blue Note) |
| - Kenny Clarke-Francy Boland & Co. |
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Kenny Clarke (ds) Francy Boland (p) Dusko Gojkovic (tp) Raymond Droz (alto horn) Chris Kellens (baritone horn) Derek Hmuble (as) Kari Drevo (ts) Jimmy Woode (b) 1961/05/18-19 |
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ヨーロッパに渡ったケニー・クラークは、ピアニストのフランシス・ボーランと「ケニー・クラーク〜フランシー・ボラン・ビッグ・バンド」を結成する。 その前身ともいえる8人編成で吹き込んだ作品が、この『ザ・ゴールデン・エイト』だ。 録音場所はドイツのケルン。 アルフレッド・ライオンも、録音技師のルディ・ヴァン・ゲルダーも立ち会わず(ゲルダーは後にリマスタリングに参加しているが)、しかも面子も、ブルーノート色の薄い、現地のジャズマンたちばかり。 しかし、音の厚み、躍動感は「ブルーノートなジャズ」そのものだ。 8人とは思えないほどのアンサンブルの厚みと一体感、さらに管楽器群のキメや、アンサンブルのガイドラインを、キッチリと明快にドラムで形づくるクラークのドラミングは見事の一言。 カッチリさ80パーセント、ルーズさ20%が見事なバランスで、アンサンブルをしっかりと統制し、躍動感を与えている。 デューク・エリントン楽団にも在籍したことのあるジミー・ウッドの堅実なベースワークも、アンサンブルをガッチリと支えており、頼もしいかぎり。 特にピアノがそうだが、全体的に少々エコーがかかり気味な気がしないでもないが、それがマイナスに作用しているわけではない。 ダイナミックな音の躍動感をさらに高めている。 また、管楽器の中では、ダスコ・ゴイコヴィッチのストレートでパリッとしたトランペットが聴きものだ。 《朝日のようにさわやかに》や《帰ってくれれば嬉しいわ》のアレンジが面白い。 聴きなれた旋律が、面白い形で再発見することが出来る。 とにもかくにも、コンボとビッグバンドの中間的な編成にもかかわらず、サウンドの迫力はビッグバンドそのもの。 ジャズ喫茶でリクエストをすると映える、活気溢れる一枚だ。 で、あなたがリクエストしたこのアルバムがかかると、店の中のしかめっ面をして腕を組んで聴き入っていたオジサンがスクッと立ち上がり、ジャケットを手に取る率高し(笑)。 そんなときは、思いっきりニンマリしましょう。 と同時に、迫力いっぱいのサウンドを全身に浴びて楽しもう。 |
| (2007/03/27) |
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