SUNFLOWER TIME (Universal) |
| - Anna Caram |
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Anna Caram (vo)(g-#4)(arr-#4,9)(whistle-#4)(tambaline-#7) Walmir Gil (tp) #3,7 Byron Wallen (tp) #6,9 Mauricio De Souza (tp) #7 Francois Lima (tb) #3,7 Mauricio De Souza (tb) #3 Joseph De Jesus (tb) #9 Edger Francis Jones (sopranino) #6,9 Nailor Proveta Azevedo (as) #3,7,8 Mark Lanbert (g) #2,3,7 Pepe Cisneros (p) #7 Graham Harvey (key) #1,6,9 Claudio Tranjan (key) #2,3 Richard Cotte (key-#3,5,7)(p-#8) Arnie Somogyi (b) #1 Calso Pixinga (b) #2,3,5,7,8 Randy Hope Taylor (b) #6,9 Maguinho Alcantara (ds) #2,3,5,7 Richard Bailey (ds) #6,9 Chacal (per) #2,3,5,7,8 Max Beesley Jr. (per-#6,9)(vib-#9) Rita Kfouri (cho) #3 Carlinhos (cho) #3 Cidinha (cho) #3 Ron Aslen (programing) #1 Claudio Tranjan (samples) #5 Ron Aslen (samples) #6 Jean Paul "Bluey" Maunick (arr-#1,6,9)(g-#6) Claudio Tranjan (arr) #2,3 Walmir Gil (brass arr) #3 Nailor Proveta Azevedo (brass arr-#3)(ds programing-#8)(key-#8)(arr-#8) 1995年 |
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エスニック色の強い開の野生的なビリンバウによるイントロ。 ほどなく被さる打ち込みドラム。 囁くようなエフェクトのかかったヴォイス。 突如、このヴォイスが転調され、聴き手の意識が一瞬宙吊りになる。 しかし、エレピの柔らかな和音がカランの気だるい歌声にかぶさった瞬間、すべてのピントが一点に合い、心地よい音像が浮かび上がる。 このイントロの手法が見事。 掴みとしてもバッチリなタイトル曲《おいしい水》は、アコースティックなボサを期待していると意表を突かれる出だしには違いないが、適度な気だるさがとても心地よい。 バックビートを強調したシンプルな打ち込みドラムに、ドラムンベース的な大きなスパンでうねるベースライン。 柔らかく、立体的なエレピの音色が終始演奏を彩る。 この現代風にアレンジされたアンサンブルは、ロンドン・ジャズ・ファンクの中心的存在、インコグニートのジャン・ポール‘ブルーイ’・モーニックのアレンジ、プロデュースによるもの。 彼は、このアルバム中、3曲のプロデュースを手がけているが、何の違和感もなく、打ち込みのビートとボサノヴァのテイストが甘美に溶け合っている。 もちろん、アナ・カランの太くて甘い声はボサノヴァの文脈から外れて官能的。 つまり素っ気無さ、呟くニュアンスというボサノヴァ・ヴォーカルにありがちなテイストではないのだ。 もう少し、まったりとしたニュアンスが気だるい色気を感じさせる。 このような声で歌われるカーペンターズの《クロース・トゥ・ユー》。 そして、スティーヴィ・ワンダーの《オーバージョイド》。 さあ、どうしましょ。自然とあふれ出る涙をどう止めればよいのでしょうか? これらの曲を聴いている姿は人に見られたくない。恥ずかしいから。1人でしんみり聴きたい。 ベースが頑張り、リズミックな《オベラ》のような曲は好みではない。やはり、彼女の歌声は、スローかミドルテンポで歌われてこそ生きるのだと思う。 占い師の忠告で、アナのスペルもAnaからAnnaに変えた、新生アナ・カランの意気込みが存分に伝わる1995年録音の名作だ。現代的なボサノヴァアルバム。 邦題『おいしい水』。 |
| (2006/06/30) |
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