LITTLE JOHNY C (Blue Note) |
| - Johnny Coles |
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Johnny Coles (tp) Leo Wright (as,fl) Joe Henderson (ts) Duke Pearson (p) Bob Cranshaw (b) Walter Perkins (ds) #1-3 Pete LaRocca (ds) #4-6 #1-3 1963/07/18 #4-6 1963/08/09 |
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ソフト・ブレスにノン・ヴィヴラート。 技法上の特徴だけを文字化すると、マイルス・デイヴィスのスタイルとピタリと一致するが、当然のことながら出てくる音はまったく違う。 冷徹で威厳すら感じさせるマイルスに対して、ジョニー・コールズのトランペットは、どこまでも素朴で暖かい。 マイルスもコールズも、メロディアスで一音一音のニュアンスを大事にするタイプのトランペッターだが、コールズの出すフレーズは、柔らかく、聴き手を安心させる魅力がある。 さり気なく良いプレイをするが、どこまでも控えめだ。きっと、人柄が音に出ているのだろう。 このリーダー作からして、そうなのだから。 エキサイティングなのは、むしろジョー・ヘンやレオ・ライトといったサックスの連中で、リーダーのジョニーのほうがむしろ彼らから一歩引いた場所から自己主張をしているように感じられてならない。 ソロの長さも他のメンバーと同じぐらいだし、リーダーなはずのジョニー・コールズのトランペットに、特別なスポット・ライトを当てられているアレンジでもない。 あくまで他のメンバーと同じ土俵で、さり気なく良いプレイをしているように感じる。 曲によっては、むしろレオ・ライトがはじけていたり、デューク・ピアソンのプレイのほうが目立ったりと、「おいおい、本当のリーダーは誰なんだ?」と思う瞬間もある(まぁ、演奏が良ければ、リーダーは誰でも構わないんだけどね)。 というのも、このアルバム、デューク・ピアソンが隠れたリーダーともいえるのだ。というよりも、実質的にはピアソンがレコーディングを仕切っていたのではないか?と思ってしまう。 ジョニー・コールズに入れ込んだデューク・ピアソンは、このアルバムのために5曲も自作曲を提供し、もちろん、ピアニストとして参加している上に、ライナーまで書いているのだ。 だからどうしても、“ピアソン・カラー”が前面に出る内容となっているのは、いた仕方のないことなのかも。 巧みにホーンをまとめあげた立体的なアレンジは、ピアソンのセンスが光るし、個人的にはピアソンの曲ってツボにはまるメロディのものが多い。 地味かもしれないが、飽きのこない内容なので、ハードバップ好きにとっては隠れた名盤と言えるだろう。 |
| (2002/07/30) |
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