EARTH STORIES (Atlantic Jazz) |
| - Cyrus Chestnut |
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Cyrus Chestnut (p) Eddie Allen (tp) Antonio Heart (as) Steven Carrington (ts) Steve Kirby (b) Alvester Garnett (ds) 1995/11/28 |
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まるで、ファンカデリックのような“顔(頭)グルグル”のジャケット。 この悪趣味一歩手前のジャケットのインパクトに惹かれて購入したアルバムが、サイラス・チェスナットの『アース・ストーリーズ』。 私は、このアルバムでサイラス・チェスナットというピアニストを知った。 砂糖菓子、もしくはケーキのようなピアノだな、というのが第一印象。 色濃くゴスペルの影響を受けているのだなということは、演奏に漂う雰囲気からは感じられる。 構成もメリハリもしっかりしているので、安心して楽しめるピアノトリオだということを認めるに吝かではない。 しかし、今ひとつコジンマリとまとまってしまっている印象を受ける。 そして、なんとなく全体的に軽い感じ。 それは、彼の繰りなすフレーズのせいか? あるいは、高音域を主体としたピラピラと可愛らしく舞う、軽い旋律のせいか? それとも、気になるほどのレベルではないが、微妙なミスタッチやタッチや、音が出るタイミングのわずかなブレのせいなのか? 音の一つ一つに謎めいた箇所がなく、あくまで明快で分かりやすいフレーズの連続。一言で言えば、非常に分かりやすいピアノだといえる。 しかし、隅から隅まで“分かりやす過ぎる”がゆえに、どうにも “はいはい、言いたいことは、よーく分かったから、もういいよ” といった気分になることもまた事実。 ケーキバイキングでケーキを食べ過ぎて「おいしいけど、もうたくさん。これ以上食べるとゲップが出ちゃうよ。」となるのに近いのかも。 しかし、逆に言えば、とても耳あたりはの良いピアノとも言える。 好意的に解釈すれば、洒落たピアノとも言えるかもしれない。 実際、彼のピアノの“洒落た感じ”がツボにはまったというサイラスのファンもいるぐらいなのだから。 “分かりやすさ”で、好きになるか。 それとも、“分かりやすさ”ゆえに敬遠してしまうか。 あとは、受け手の感受性次第といったところか。 |
| (2002/07/18) |
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