BASS AND I (EMI Music Japan) |
| - Ron Carter |
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Ron Carter (b) Stephen Scott (p) Louis Nash (ds) Steve Kroon (per) 1997年01月 |
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ロン・カーターが1997年の初頭、当時、彼が率いていた自身のバンドのレギュラーメンバーで録音した作品『ベース・アンド・アイ』。 ピアノのステファン・スコットをピアノに据えた、ピアノトリオ・プラス・パーカッションという編成だ。 ベースが前面に出過ぎず、あくまでピアノを前面に出し、引き立たせようとする“まっとうな”アンサンブルのバランスが、聴きやすさと親しみやすさを生んでいる。 スティーヴ・クルーンというパーカッショニストの存在が、このアルバムの“音キャラ”を決定づけている。 彼のパーカッションプレイは、ラテンのパーカッションのような、リズムにウネリを加えるという役どころではなく、どちらかというと、SE(サウンド・エフェクト)係という位置づけに近い。 チャカポコ、 チーン、 チキチキ、 カコーン、 チャカチャカ…… 高域中心の様々な音色で、ピアノトリオをカラフルに染め上げるのが彼の役どころだ。 これにより、演奏に鮮やかさが増し、普通のピアノトリオとはかなり違ったサウンドカラーを生み出している。 おそらく、スティーヴ・クルーンの参加がなければ、ベーシストがリーダーの凡庸なピアノトリオに終わっていたことだろう。 それだけに、カラフルなパーカッションが、耳慣れたスタンダード中心のナンバーにどう色を添えているのかに耳を傾けるのが楽しいアルバムなのだ。 一聴、チェーン店のコーヒー・ショップで朝に流れるBGMのようなサウンドではあるが、高音域中心で奏でられるピアノやパーカッションが生み出す爽やかさ、軽やかさは、たしかに夜よりも朝のほうが似合う。 あっさり&しみじみ、必要以上にベタな情感を込め過ぎない《アイ・リメンバー・クリフォード》に、ピアニスト、ステファン・スコットの美学を見、 《あなたと夜と音楽と》の、何の変哲もない4ビートの刻みに、ロン・カーター独特のちょっと詰まり気味の独特なノリの快感を見る。 ジャケ写もいい感じ。 |
| (2010/02/19) |
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