STUDY IN BROWN (Emarcy)
- Clifford Brown

  1. Cherokee
  2. Jacqui
  3. Swingin'
  4. Lands End
  5. George's Dillemma
  6. Sandu
  7. Geoge's Dilemma
  8. Gerkin For Perkin
  9. If I Love Again
  10. Take The "A" Train

Clifford Brown (tp)
Max Roach (ds)
Harold Land (ts)
Richie Powell (p)
George Morrow (b)

1955/02/23 #3,4,7,9
1955/02/24 #5,8
1955/02/25 #1,2,6


クリフォード・ブラウン。愛称はブラウニー。

ブラウニーを知るならまずはこの1枚! というほど、彼の魅力がたっぷりと詰め込まれたアルバムが『スタディ・イン・ブラウン』だ。

実際、これをを聴いてジャズを好きになった人も、私の周りには多い。

それは、トランペットがとても生き生きと、溌剌としているからだろう。

音色といい、フレーズの親しみやすさといい、整然として、かつ、メリハリのある演奏といい、どこを取っても非の打ち所の無いトランペッターだ。

ジャズを知っている、知らない。
ジャズに詳しい、詳しくないなどとは関係なく、リスナーの胸を打つ要素が充分揃っていると思う。

このアルバムには、聴かせるところはきっちりと聴かせる整ったアレンジと、歌心溢れるブラウニーのトランペットが目白押しだ。

彼のブライトなトーン、そしてストーリー性のあるアドリブの組み立てには破綻がなく、このアルバムを聴けば、彼は本当に素晴らしいトランペッターだということが実感出来るだろう。

オススメ曲を2つ挙げると、まずは、《A列車で行こう》だろう。

聴きどころは、出だし。
まるで蒸気機関車が出発する直前のようなワクワク感がある。
そして演奏の一番最後の部分。
ドラムのブラシが「カサカサ」とスネアドラムをさする音は、まるで駅に到着して、蒸気を吐き出して一休みをする汽車のようだ。

生き生きとした演奏も素晴らしく、楽しい気分、エネルギーを分けてもらっているような気分になれる。

そして、もうひとつは《サンドゥ》。
どこまでも陽性のオーラを放つクリフォード・ブラウン作曲のブルースだ。

彼のアドリブは、起承転結がハッキリとしている上に、すっきりと簡潔。

分かりやすい楽器によるストーリー・テリングは、ジャズの初心者、マニア関係なく楽しめる内容なはず。

未聴の方は、是非、しっかりと耳を通しておいていただきたいアルバムの1枚だ。
(2009/05/04) 

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