HEAVY METAL BE-BOP (Arista) |
| - The Brecker Brothers |
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Randy Brecker (el-tp,key) Michael Brecker (el-ts) Barry Finnerty (g,background-vo) Neil Jason (b,lead-vo) Terry Bozzio (ds,background-vo) Recorded Live at Long Island 1978 |
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実は、私はランディ・ブレッカーのワーワーをかけたエレクトリック・トランペットが結構好きだったりする。 同じエレクトリック・トランペット(マイクで拾った生トランペットの音にエフェクターをかけた音)でも、マイルスのエレクトリック・トランペットと比べると、えらくニュアンスが違う。
一言でいえば、ランディのほうが、表面的には“ほにょ・はにゃ”としたサウンドの中にも、一本スジが通っているというか、骨格がしっかりとしているのだ。
だからといって、マイルスのワーワートランペットが嫌いかというと、そんなことは全く無い。
妖気漂うマイルスの音色のちょうど逆の路線が、ランディのトランペットともいえる。
最初に私がランディのトランペットを聴いたのは、ジャコ・パストリアスのライブビデオだ。
ジャコのベースにピーター・アースキンのドラム、そしてパーカッションにドン・アライアスという理想的なリズム・セクション。このリズム隊に、サックスがボブ・ミンツァー、トランペットがランディ・ブレッカーの2ホーン。
スティール・ドラムのサウンドが、アンサンブルに面白い効果を出していたし、テナーサックスではなくバス・クラリネットを吹いたときのボブ・ミンツァーのプレイも良かった。 ビジュアル的には、なんだか地味なヨーロッパのパン屋さんみたいなオジさんがトランペットを吹いているなぁと思った程度だが、彼のワーワートランペットの音色は、ジャコならではのクリエイティブなグループサウンドを作る上で、大きく貢献していた。 だから、私が『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』を始めて聴いたときも、まず一番初めに耳を奪われたのは、一曲目のヴォーカルナンバーでも、マイケル・ブレッカーのウインド・シンセでもなく、ランディのトランペットだった。 カッコイイ! むしろ、ヘヴィなロック寄りのリズムのほうが、この音色は合っているんじゃないかと思ったほどだ。
そう、ランディのエレクトリック・ラッパは、ラッパにしてラッパにあらず。
『ヘヴィ・メタル・ビ・バップ』は、“ヘヴィ・メタル”というタイトルに腰が引けてしまう人もいるかもしれないが、全然ヘヴィ・メタルじゃないのでご安心を。
フランク・ザッパや、スティーヴ・ヴァイらとの共演歴のある、ロック畑のドラマー、テリー・ボジオを迎えたことも、演奏のエネルギーアップの大きな原因だと思う。
私は、シャッフル・リズムのブルース、《インサイド・アウト》が好きだ。
やはり、ランディのラッパの音色が、演奏にとてもよくマッチしていていると思う。
ブレッカー・ブラザーズといえば、ほとんどの人がマイケル・ブレッカーのプレイに注目していると思う。
テクニック面が弟だとすると、フィーリング面においては兄。 |
| (2002/10/29) |
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