CHILD'S DANCE (Prestige) |
| - Art Blakey And The Jazz Messengers |
|
|
Art Blakey (ds) Woody Shaw (tp) #1,2,4 Buddy Terry (ss) #3 Ramon Morris (ts) #1,2 Manny Boyd (fl) #2 Ramon Morris (fl) #3 George Cables (p,el-p) #1,2,4 Stanley Clark (b) #1,2,4 Mickey Bass (b) #3 Emmanuel Rahim (conga) #3 Nathaniel Bettis,Pablo Landrum,Sonny Morgan (per) #3 1972/05/23 #3 1972/07/28 #1,2,4 |
|
|
|
かのスター・ベーシスト、スタンリー・クラークも70年代の一時期には、ジャズメッセンジャーズに参加していた。 アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズにスタンリー・クラークが在籍時の珍しい(?)アルバムが『チャイルズ・ダンス』だ。 一言でいえば、趣味の良いブラック・ジャズ。 ジャズ・メッセンジャーズ特有の濃さや重さが皆無なところが興味深い。 ブレイキーのある種“大袈裟で大味”なドラミングは影をひそめ、その代わりに、時代背景もあるのだろう、曲によってはエレクトリック・ピアノが使用されたり(奏者はジョージ・ケイブルス)、エレクトリック・ベースも参加している(演奏者はもちろんスタクラ)。 70年代の上質なブラック・ジャズと呼ぶにふさわしいサウンドの肌触り。 アンプで増幅され、少々ブーミーなニュアンスを含んだスタンリー・クラークのベースの音色が、黒いニュアンスを増長させている。 また、ハリのある音色で奏でられるウディ・ショウのメロディアスなトランペットも出色の出来。 しかし、こうした個人芸以上に、どの曲も均整の取れたアンサンブルが素晴らしい。 ブレイキーの控えめなドラミングが、かえってメンバーの特色を際立たせ、色彩感に溢れたサウンド世界が形作られている。 とくに夢見心地な気分にさせてくれるタイトル曲は、フルートの起用は大正解といえよう。 柔らかなフルートの音色につつまれた旋律と、適度な黒さとグルーヴ感。 この心地よさは、ブレイキーや、メッセンジャーズが持つ、猛々しくエネルギッシュなイメージを心地よく払しょくしてくれる。 スマートで洗練された演奏は、ブレイキー、メッセンジャーズの“重クドさ”を苦手としている方にとっても安心して聴ける内容。 もっとも気軽に聴けるアート・ブレイキーのアルバムなのではないかと思う。 |
| (2010/02/09) |
|
|
|
|
All Rights Reserved. |