CHET BAKER SINGS (Pacific Jazz) |
| - Chet Baker |
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Chet Baker (tp,vo) Russ Freeman (p,celeste) Carson Smith (b) James Bond (b) #1,2,5,6 Bob Neel (ds) Peter Littman (ds) #1,2,5,6 1954/02/15 #7-14 1956/07/23 #1,2,5,6 1956/01/30 #3,4 |
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朝によく聴く。 “チェット・ベイカーは夜に限る”と言って憚らない人もいるが、私にとっては朝。特に『チェット・ベイカー・シングズ』は朝に限る。 だって、《ザッツ・オールド・フィーリング》の出だしのソフトなトランペットと、メリハリの利いた、どこまでも“陽性”なラス・フリーマンのピアノだよ? これを聴きながら、まだ覚醒しきっていないボーッとした頭で、コーヒーを入れ、タバコに火をつけて、軽やかで良い具合に力を抜けたサウンドに身を任せていれば、ゆるやかに能動的な気分になってくるというもの。 温いタオルを顔にあてるような、刺激は少ないけれども、心地の良いチェットのヴォーカルも寝惚けた頭を軽くマッサージしてくれる。 このアルバムの“湿気を含まないマッタリさ”は、ゆっくりと胎動し始める静かな朝の空気にはピッタリ。 2曲目の《イッツ・オールウェイズ・ユー》が流れ始める頃は、少しずつ覚醒しはじめた私の頭と、静かな朝のスローな時間がゆっくりとシンクロしはじめるのだ。 全体的にゆる〜い感じが心地よく、また寝てしまうこともあるにはあるが(笑)。 その分岐点は、ラス・フリーマンがチェレスタを弾く《マイ・アイディアル》あたりかな? まどろみと覚醒が心地よく共存している朝の空気に、最適な雰囲気を提供してくれるアルバムには違いない。 素敵です。 私にとっては愛すべき“朝の愛聴盤”だ。 |
| (2003/07/29) |
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