MUSIC IS THE HEALING FORCE OF THE UNIVERSE (ESP) |
| - Albert Ayler |
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Albert Ayler (ts,bagpipes,vocal) Bobby Few (p) Henry Vestine (g) Bill Folwell (b-left channell) Stafford James (b-right channell) Muhammad Ali (ds) Mary Maria (vo) #1,3 1969/08/26 #2,4,6 1969/08/27 Recorded at Plaza Sound Stucios,New York City |
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まるで熱風だ。 つまり、熱いことは熱いんだけれども、汗を吹き飛ばすほどの、爽快さもあるということ。 演奏の密度は濃い。 左右の両チャンネルに分かれてプレイしているベースが2台に、演奏に隙間を設けるという発想がそもそも無いんじゃないかとすら思ってしまうギター、ピアノ、ドラム。 さらには、アイラーが吹くバグパイプが怪しい持続音を鳴らし続ける演奏もある。 油たっぷりのごった煮鍋のようなサウンドではあるが、炎天下の砂埃の下で汗を流して運動をした後のような暑さと爽快さもともなっているがこのアルバムのミソ。 アイラーの咆哮はもちろんのこと、和音をかきならし続け、サウンドを肉厚にしているボビー・フューのピアノは、晩年のコルトレーンのバックでピアノをかき鳴らし続けたアリス・コルトレーンを彷彿とさせる。 インストナンバーの《Masonic Inborn, Part 1》においては、 まるで“速度の遅いセシル・テイラー”のごとくだ。 メアリー・マリアのヴォーカルも、なんというか宗教がかっているというか、もう、かなりのトランス状態。 こちらにも、頭のテッペンのクラクラさ加減が伝染してきそう。 ヘンリー・ヴェスタインのギターも演奏に怪しさを付加しつづけているし、ムハマッド・アリのドラムは、怪しいパルスを終始放射しつづけ、演奏に生命力を吹き込み続ける。 とにかく、サウンドのバイブレーションは凄まじく、しかし、単に騒音なだけには終わらないのは、アイラーをはじめ、参加メンバーの誰もが ブラック・ミュージックのルーツに深く根ざした上での過激さを加味しているからだろう。 ラストのブルース《Drudgery》が流れ出したとたん、ホッと一息つく私。 やっぱり、ブルースはいいねぇ。 フラジオ全開のドスの効いたトーンで、“歌う”アイラーも最高。 この迫力ある“ホゲー、ホゲー”は紛れも無く、童心に返ったブルースの原型だ。 |
| (2002/10/22) |
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