|
私は、ジャズに関するウンチクを、あちらこちらで、ああだこーだと書いている人間なので、ジャズを聴くのは、たぶん好きなんだと思います。
「多分好きなんだと思う」なんて曖昧な表現をしているのは、聴くよりも弾くほうがもっと好きだからです。
おそらく楽器の演奏をしているからこそジャズにも興味を持ったんだろうし、今でも興味の対象の一つとして、続いているんだと思います。
もし、楽器を弾いていなかったら……。
たぶん、ちょこっとカジッた程度で終わっていたかもしれません。
「コルトレーンはやっぱり『バラード』だよなぁ」なんて言ったりして(笑)。
▼もちろん悪くはないのですが……
そんな私ですから、ここ数日は、家にいる時間がほとんどなかったため、楽器に触ることが出来ず、淋しい日々でありました。
きっと、鬱屈として不満に覆われた顔になっていたことでしょう。
それだけ、楽器を弾けない、触れないというのは、大きなストレスなんです。
恋する女性は輝いている、といいます。
同様に、楽器する私は輝いているのです(たぶん)。
恋という言葉が出てきたついでに、恋愛について書かせてもらうと、バンド活動は恋愛に似ています。
いや、もしかしたら、恋愛以上に面倒くさいながらも楽しいものでかもしれません。
だって、恋愛の場合、相手は一人でしょ?
でも、バンドの場合は、だいたい3人以上の人間の共同作業なわけです。
だから、練習のスタジオを確保するためのスケジュール調整も、面倒といえば面倒。
デートの場合は、1人の相手に「来週の月曜日空いている?」と連絡を一本いれるだけで済みますからね。
しかし、人数分のスケジュール調整をした後にスタジオにはいるときのワクワク感はたまりません。
ひょっとしたら、デートで待ち合わせをするときのワクワク感以上かもしれません。
今日はどうしようかな、あれしようかな、こうしたらああかなぁ、なんて想像を巡らせながらスタジオに向かう道のりは至福のひとときです。
さらに、実際に音を合わせているときの緊張感と、それと同時に感じる楽しさもたまりません。
思惑が音としてピッタリと結実したときの快感は、初めてデートに誘った女の子から「OK」の返事をもらった以上の嬉しさかもしれません。
さらに、相手の出方を伺いながら、音を出す緊張感は、はじめてラブホテルに入ったときの緊張感を上回ります(笑)。
このヒリヒリとした「イイ感じ(笑)」は、相手の技量がハイレベルになればなるほど増大します。
さらにライブ。
日程を決めて、その日に向けて練習を重ねる緊張感と充実感、演奏終了後の開放感は、女の子と旅行に出かけるようなワクワク感と楽しさと同種です(笑)。
「回春」という言葉があるように、男だって恋をすると若返ります。
私にとっての恋のようなものは、まさに楽器を演奏することなのです。
ソニー・ロリンズに『ジャズに恋して』というアルバムがあります。しかし、私の場合は、たぶんジャズという「ジャンル」に恋はしていないと思います。
▼《酒と薔薇の日々》がイイですね
 詳細⇒【送料無料選択可!】ジャズに恋して / ソニー・ロリンズ
しかし、「楽器を演奏すること」にはいつだって恋をしています。
というわけで、ようやく忙しさから開放された本日。
さぁ、思いっきり、ベースを弾いて遊ぶぞ!
今日はバンドの練習日じゃないので、家で一人でベースを弾くだけですが、ま、しかたない。まったく楽器に触れない日々が続いたのだから、それに比べれば、地獄から突然天国のようなものです。
それに、私、女性の身体も嫌いじゃありませんが(笑)、楽器のボディをいじくるほうがもっと好きかもしれない。
特に、エレキやウッドベースのボディは弾かずに見ているだけでもご飯3杯はいけます(笑)。
見るのも好きですが、やっぱりそれ以上に触るのも好きです(笑)。
いろいろなところに触れて、いろいろなポジションでを弾きながら、その楽器の一番良い「鳴り」のするポイントを探るのが大好き。
ツマミをこまかくイジって、いい音を探るのが大好き。
さらに、優しく撫でるように指板の上で弦をはじき、アタックが弱いけれども、甘い音色を出さすのが大好き。
このときは、だいたい人差し指の1本指奏法ですが、このときの人差し指はとても嬉しそうです(笑)。
さらに、リア側のテンションの固いところをガシガシと暴力的に叩くように弾くのも好きです。
悲鳴まじりのよじれた低音がセクシーなんですわ(笑)。
このように、楽器をイジめたり、優しく撫でるように接したりしながら、互いの連帯感を高めあっているのです。
互いの癖や特徴、そして、「こう攻めたらこうくる」というリアクションを少しずつインプットしあい、互いの関係をより深いところまで持ってゆくのが好きなのです。
いうなれば、SM愛に近い愛なのかもしれない(笑)。私とベースの関係は。ま、浮気もいっぱいしたけどね(笑)。
本命のオールドベースは現在ハードケースにしまい、休憩させています。
今は、オールドには飽き足らず、自分好みの楽器を自分で作って自分で調教してみたいという欲望に駆られてつくったオリジナルベースとの関係を築き上げるべく日夜努力している最中であります。
▼最近はオールド・フェンダーも高くなったよね
 詳細⇒フェンダーUSA プレジョンベース 62黒 ケース付
それにしても、ああ、もっとバンド活動したいな。音あわせもいいけど、もっとライブやりたい。
ライブの日程が決まると、ライブが終わるまでは、ワクワクドキドキの恋する乙女のような気分になれるからです(笑)。
(記:2007/03/17)
(加筆修正:2008/12/01)
|