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息子は、毎日保育園でケンカをしているようです。
いや、正確には、息子のことをライバル視して襲いかかってくる男の子がいるようなのです。
彼は、かれこれ2年前から、ほとんど毎日、息子に闘いを挑んでいるようですが、ほぼ100%の確率で息子に反撃さえて、泣いておしまい、というパターンのようです。
もっとも、息子も、クリティカルヒットを受けて泣くこともたまにはあるようです。背後から不意打ちを食らったり、油断した隙に固いもので殴られたり、と……。
もっとも息子は、不意打ちを喰らわすようなそんな卑怯なやり方で負けたのは、負けのうちに入らないんだ、と思っているようです。
ま、負けることもありますが、ほとんどが息子の勝ち。
ほとんど勝つけど、たまに負ける。
まるで、ハブとマングースの闘いみたいですね(笑)。
普通だったら、ここで懲りるはずなんだけれども、彼は、懲りずに息子にケンカを毎日挑んでくる。
負けても負けても、次の日も、さらに次の日もへこたれずにケンカを挑む根性は、よその子ながらも、私はとてもアッパレだと思います。
まるで、
♪やられても、やられても、なんともないない
な、ヤッターマンのドロンボーみたいではありませぬか。
息子のほうは、ケンカばかりの毎日って、本当はイヤみたいなのですが、自分が闘いの相手をしてあげないと、彼の矛先は女の子に向けられるんだそうです。
女の子に暴力をふるったり、イジワルをしたりするようなので、正義の味方を気取った息子は、「○○ちゃんをイジメるのはよせ!」みたいなことを言って闘っているみたいです。
そんなことが連日続くので、保育園の先生も、慣れっこになってしまい、我々親には、特になんとも言ってきません。
昨日も、迎えに行ったときも、「来年も良いお年をお迎えください」と、年末の型どおりの挨拶でおしまい。とくに、なにも言われませんでした。
ところが、ところが。
帰り道に息子は、「今日もアストラ君(仮名)とケンカしたんだけど、ボクのパンチで、鼻血出しちゃったんだよ」と語るではありませんか。
ケンカで出す鼻血なんて大したことないとは思うけれども、それでも、血の赤ってインパクトあるじゃないですか? 先生や周りのお友だちへの影響は大丈夫だったのか? ま、担任の先生からは「来年も良いお年をお迎えください」だから大丈夫だったんでしょうが…。
話を聞くと、やっぱり最初に手出しをして悪さをしたのは向こうのほうで、しぶしぶ息子は専守防衛で立ち上がったようなのですが、どうも力のコントロールが制御できなかったみたいで、鼻にパンチがヒットしてしまった模様。
アストラ君(仮名)は、保育園中にコダマするほどの絶叫だったらしいですが、それでも、先生は私になにも言ってこなかったので、だいじょーぶか?と心配もしていたのですが、これって、いつものことらしいのです。
さすがに鼻血を出すようなことは滅多にないそうですが、いつぞやは、キャプテン翼よろしく、バレエで鍛えた柔らかい身体で、空中を一回転して伸ばした足をアストラ君(仮名)の頭上に直撃させたこともあるそうで…。
このときは、さすがに、本人も周囲もビックリしたようで、この模様を見ていたお友達たちは、「あ、あ、あなたは、いったい何人ですかぁ?」と、おどけた芸能レポーターのマネをした子供たちから、マイク(のようなもの)を向けられてインタビューされたようです。
なんつうか、私も幼稚園時代は、暴れん坊だったけど、そんな派手な技は持ってなかったぞぉ。せいぜい、つねったり、引っ掻いたり、噛んだりと、地味で渋い(?)肉弾戦が得意だったぐらいだもんなぁ。
なんて、ことはともかく、いくら、悪さをするかといっても、毎日息子にぼこぼこにされている先方の親は我々家族を恨んでいるんじゃないか?と心配をするのが、まぁ、真っ当な親というものでしょう。
しかし、特に何もないようで。くわえて、女房とあちらさんは仲が良いみたいで、
「いいのよ、いいよの、男の子はそれぐらい元気がないと、逆に将来が心配だわ」
といつも言われているのだそうです。
ふー、よかったなぁ。
ま、歯ごたえのある者同士がぶつかり合って発散しているわけで、決して弱い子に手をあげているわけではないので、それはそれで良しとしよう。
私も毎日、ウルトラマンごっこで、友達同士で身体をぶつけあって楽しく過ごしてましたから。
しかし、現代は、私が子供の頃ほどノドカな世の中ではありません。過保護で、口ウルサイ親が増えてきてますから。
ヘンな親の子供とケンカになって、怪我などさせようものなら、訴えられかねません。
ま、それは大袈裟ですが、そいういう親が増えて、先生もタイヘンなんじゃないかと思います。
先日、保育園で小火(ボヤ)があったらしいのです。火の出所は、保育園ではなく、保育園の上の団地だったようですが、先生たちは、園内の子供たちを即座に園庭に非難させたそうです。
幸い、団地のほうも大した被害は出ずに済みましたし、万一に備え、迅速に園児を非難させた先生方の手際は賞賛されるべきです。
しかし、後日、このことで親たちからイチャモンがついたそうなんですよ。
曰く、「寒い日に上着を着せないで非難させるとはなにごとだ。風邪を引いたらどうするんだ」
……あいた口が塞がりません。
ま、こんなことを言うのは一部のバカ親だけだと思うのですが、園児の身の安全を確保した先生がたに感謝するどころか、文句をつけるなんざ、いったいどういう神経してるんでしょう。
上着を着せないで寒空に非難させる
→子供が風邪を引く
→病院に連れていったり、看病する
→タイヘン、面倒くさい、疲れる
結局、、子供のことを心配するのは建前で、心配なのは、自分のことなんじゃねーの?と穿ってしまいますわ。
ま、そういう親も増えてきている昨今、安心して殴り合える悪友のアストラ君(仮名)を持つ息子は、幸せだと思います。
(記:2005/12/29)
(加筆修整:2006/10/15)
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