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ポイントとなる場面ごとに、会場のいたるところから女性のすすり泣きの声が聞こえる。
試写会終了した後、駅に向かう人の波の中、いたるところからOLたちの「私、あのシーンがヤバかったよぉ〜」とか「先輩、あそこのシーンで泣いてたでしょ?」「えっそれって、気のせいだよ(笑)、そういうアナタこそ…」といった会話が聞こえてくる。
『世界の中心で、愛をさけぶ』は、どうやら女性の心のツボを刺激してやまない映画のようだ。
じゃあ男性にとってはどうなのかというと、会場から出て駅に向かう男性の多くは、うつむき加減で無言。泣きこそしないものの、しんみりと感じ入っていた男性が多かったところを見ると、男性の心も見事に捕らえた作品だということは間違いないようだ。
かくいう私はどうなのかというと、うーん、「大沢たかお、お前、ちょっと女々し過ぎるぞ!」なんて、シーンのいたるところでイライラしたりもどかしく思ったりしていたが、そう感じてしまう私自身こそが、実はいちばん女々しい野郎なんだと思う。
「残された人間の出来ることは、死んでしまった者の後片付け」ではない。死者がその人の心の中で生き続けるのがだとすれば、大沢たかおの一連の行動は、自分自身の供養にほかならない。
もし、ラストの行為によって、心の中に一つの踏ん切りをつけることが出来たのならば(叫んでないけどね)、是非、目の前にいる柴咲コウを大事にしてあげて欲しい。そうしないと、目の前の彼女も、過去の彼女も、あまりに可愛そうすぎる。
広瀬亜紀役の長澤まさみがとても瑞々しく、素敵だった。また、高校時代の朔太郎(大沢たかお)役の森山未來の演技も光っていた。
というより、ビックリするぐらい大沢にソックリではないか!!(笑)。
〔観た日:2004/04/12〕
- 製作年 : 2004年
- 製作国 : 日本
- 監督 : 行定 勲
- 出演 : 大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來、山崎 努 ほか
- 配給 : 東宝
- 公開 : 2004/05/08〜夏
(記:2004/04/13)
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