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E 4 系 M a x


新幹線は、ガンダム同様、さまざまなバリエーションがあり、それぞれの車輌には際立った特色があるために、見ていてとても楽しいものだが、一番ユニークで、造形的にも面白いシェイプをしているのは、なんといっても、E4系だろう。

「Maxやまびこ」、「Maxなすの」「Maxあさひ」「Maxたにがわ」という名で、東北・上越新幹線を走る新幹線だ。
最高速度は時速240km。
全車両が二階建てで、このE4系をニ編成つなぐと(16両編成)、座席数が1634にも達し、時速200kmで走る列車としては、世界最大の座席定員数を誇る。

このE4系は、正面から見ると、冬眠から無理やり起こされたカエルにも見えるし、鏡餅にも見える。
鈍重なイメージが強い。

しかし、横からみると、かなりシャープな流線型だ。
特に、長く突き出た“鼻”の部分は、さすが騒音軽減のための空力対策の考えられた形だけあって、まさに風を切るに相応しい、シャープで鋭い形をしている。

そうかと思えば、先端部の“鼻”から連結機を出している様を斜め前から見ると、池の中をゆらゆらと漂っている鯉のようにも見える。

航空機のキャノピーを連想させる運転室もかっこいいし、ふっくらと盛り上がった標識灯の形も独特だ。この盛り上がりも空力的には非常に重要らしい。

見る角度によって、こんなにも表情の変わる造形物も珍しいし、なにより見ていて飽きることがまったくない。
非常にユーモラスな形をしているのだ。
実にユニークなシェイプの新幹線をJRは生み出したものだと思う。

また、白と青と黄色という配色も美しい。

私は、東北に行くときは、時刻表やみどりの窓口で、なるべくE4系の車輌に乗れるように下調べをしてから座席の予約を入れるようにしている。
外観だけではなく、車内の内装も落ち着いたグレーで、落ち着いて読書をしたり駅弁を食べられる。

私の周囲の“てっちゃん”の間では、このE4系の形は評判悪いのだが、私はこの不細工さと洗練さがうまい具合にミックスされた形には限りない愛着を覚える。
もっとも、好き嫌いが極端に分かれる形だということは認めるが。

(記:2003/01/03)