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『アラウンド・ザ・ワールド』、『パレード』あたりから、プリンスのファンになった私。
彼の昔の作品に遡って、まずはこのアルバムを紐解いてみたのが、かれこれ大学に入ってから。
チャカ・カーンがカバーした《フィール・フォー・ユー》も収録されている『愛のペガサス』だ。
なぜか、このCDは、ニュージーランド旅行に行った際、オークランドのレコード屋さんで買ったんだよね。
最初は驚いた。
全曲ファルセット(裏声)で歌っているのね。
もちろん、ヒットした《kiss》なんかも、裏声がメインな歌唱だけど、例のネズミのチューチュー声のような、あの独特な声も後半で聴けたからね。
へぇ、初期のプリンスは全部ファルセットをメインで歌っていたのね。
と、遅れてやってきたファン(?)の単純な驚き。
オール・裏声で歌われるアルバム全体の世界に、最初は面食らった、というか、正直、「うー気色ワルぅ〜」と思ったもののだが、それは一瞬の話。類稀なる彼のポップセンスにすぐに虜となった。
とくに、1曲目の《ウォナ・ビー・ユア・ラヴァー》で執拗に繰り返されるラストのインストパート。この必要以上に長いんじゃないの?と思わせる箇所が、じつは一番気持ちよいところでもあるんだ。
今聴くと、懐かしいアナログシンセのキッチュな音も逆に新鮮。
曲作りの良さと、ポップセンスが遺憾なく発揮されているのが、プリンスのセカンド・アルバムなのだ。
(記:2002/01/11)
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