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坂本龍一のドラム


早いもので発表されてから19年も経ってしまった立花ハジメの『H』だが、いつ聴いても新鮮なサウンドは、時代とは無関係に常に「センスのいい音楽」だと思う。
「センスのいい音楽」というよりは、「センスだけで作った音楽」とでも言うべきか。

個人的に好きなナンバーはタイトル曲の<H>。
これ、坂本龍一がドラムを叩いているんだよね。
ちょっと突っ込み気味のタイトなドラミングは、しばらく鈴木さえ子が叩いているものだと思っていた。
YMOの『ウインター・ライブ』の《CUE》でもドラムを叩いていた教授だが、この時のドラミングは、何となくまったりとして締まりのない感じだったのに対して、《H》のドラムは勢いがあってとても良い。 クレジットを見ると、 "drrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr… drum" と表記されているが、この"dr-dr-"の部分が何ともうまい具合に彼のドラムの「気分」をあらわしているような気がする。
もっとも「dr」は「教授」に引っかけているのかもしれないが…。


(追記:2001/01/19)