元YMOのこの二人の音楽性の違いは、たとえば二人とも手掛けたことのある「沖縄(風)音楽」に対する取り組み方の違いにヒントがあると思う。
教授(坂本)の場合は、沖縄ペンタトニック・スケールの導入や、現地の伝統音楽奏者を雇うことによって、技術的、プロデュース的な対処の仕方で音楽を作ったことに対し、 細野さんの場合は、実際に現地へ赴いて土地独特の伝統・文化・風習を吸収しつつ、その土地の師承から楽器を習ったりと、実地体験からその土地の音楽の根っこを理解しようとした。
商業的に成功しているか否かの一点のみにおいての比較では教授に軍配が上がるが、私としては細野さんの求道者的姿勢の方に共感する。