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柳 沢 き み お


柳沢きみおの漫画は、決して絵がウマイわけでもないし、時おり垣間見せるどーしよーもないほどのダササ加減に「はぁ…」と溜め息をつかざるを得ないほどなのだが、何だかんだいいつつも、目に触れてしまった作品は最後まで読んでしまっているので、上記のマイナス面をも含めて、結局私は彼の漫画が好きなのだろう。

ストーリーテリングと切り口、情報量の匙加減が絶妙なのだ。

私が好きな彼の作品を三つあげると、『朱に赤』『青き炎』『DINO』か。

いずれも、救いようがないほどダークで、彼の作品群の中では「陰」に属するものばかりなのだが、そこがまた良いのだな。

あとは、ちょっと違うかもしれないけど、現代風『我輩は猫である』と勝手に思っている『大市民』もかなり好きだ。

(記:2000/06/07)