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サウンドのボトムを支えるのは確かにベースで、締まりのないベースのアンサンブルも興醒めだが、それ以上にアンサンブルの方向付け・色付けは、もっとも音量と場の支配力の強いドラムに左右されるので、ドラマーは演奏全体を見渡して当意即妙にナビゲートし、なおかつ山場と谷間をつくり出すことが出来るよう「音楽」を深く理解している必要がある。 アート・アンサンブル・オブ・シカゴのリーダーだった故レスター・ボウイが知ったかぶりな記者から「ドラムはプリミティブな衝動と〜」と言われた途端、「冗談じゃない、ドラムこそ知性が必要な近代的な楽器なのだ」と一喝したのも頷ける話だ。
(記:2000/11/25)
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