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ミシシッピに生まれ、幼い頃より放浪生活をしていたビッグ・ジョー・ウイリアムス。
彼は自己流に改造した9弦ギターを抱え、酒を浴びるように飲み、各地で女を作り、感情剥き出しのタフなブルースを歌った。
唸るような、常に怒っているんじゃないかと思ってしまう頑固親父を彷彿とさせるヴォーカルとアタックの強いギター。
彼の体内から発散されるタフでラフなブルースは、バーボンをストレートでかっくらったような武骨でワイルドな手応えだ。
そして、不思議と深く、独特な響きがする9弦ギターの音色。
『ナイン・ストリングス・ギター・ブルーズ』というアルバムを、時折思い出したように取り出して聴く。
もちろん、バーボンを片手に。
間違っても、コーヒーや紅茶ではない。
軽い気持ちでこのCDをかけると、スピーカーからオッカないブルースおっさんが出てきて、「半端な気持ちで聴いてんじゃねぇ、この野郎!」とポコッ!と頭を拳骨で殴られるのではないか? そんなことを真剣に考えてしまうほどの迫力たっぷり、荒くれブルースなのだ。
(記:2000/06/05)
(加筆:2003/11/21)
(加筆:2010/09/16)
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