をめぐっての、約1ヶ月間の日々……。
2000/03/30(木)
今日は、椎名林檎の新譜『勝訴ストリップ』の発売日。
早くも昼過ぎには、林檎ファンのある女性から「会社を早退して、今"タワレコ"で初回限定版を2枚購入しましたぁ!!」という声が携帯の留守電にはいっていた。
俺の場合は、どうせ帰社時間にはどこのCD屋も閉店しているだろうから、女房に買い物を頼んでおいた。
女房は昼過ぎに近所の大きなCDショップへ行ったらしいが、すでに店頭からは『勝訴ストリップ』がなくなっていたという。売り切れか?
予約しておいてよかった。
帰宅すると、書斎の机の上に置いてあった箱型パッケージにパッキングされた封を楊子とハサミを使ってビリビリに破いて開け、早速再生してみた。
そういえば、昨日は椎名林檎ファンの人たちと遅くまで飲んでいたが、考えてみると『勝訴ストリップ』発売前夜祭のようなものだったな、などとボンヤリ考えながら、早くも2曲目の『浴室』の腰の強いフレットレスベースのサウンドに惹かれ、ついで印象的なサビに頬が弛んだ。
バンドでやりたいと思った最初の曲。
このアルバムを通しで聴いてみた。
全体の感想。
うん、やっぱりベースがすげぇや、ウネっている!!もうウネリウネリまくり。目眩がするほど。林檎相手にゃ、これぐらいウネって丁度いい按配なのだろうな。
前作の『無罪モラトリアム』とは趣きと異にするトータル色の強いアルバムだ。しかも、このアルバムの持つ全体のトーンというか、「匂い」「雰囲気」のようなものが非常に明快で、個人的にはとても「掴み」の良いアルバムだと思った。
サウンドは半ば予想に反して、思ったよりも軽め、というかポップな感じ。
もっとも、彼女のライブ音源などを耳にしているうちに、ヘビーでサイケなアルバムになるんだろうな、と勝手に推測していただけなのだけれども。
どうせ、明日は徹夜覚悟の仕事があるので、聴くことは出来ないだろう。
もう一回通しで聴いてみよう。
2000/03/31
終日仕事に追われ、家に帰れず。よって『勝訴〜』は聴けず。
だから、以前某ページのBBSでほんの少しだけ言及した、「歌詞削除の件」のことを書いてみよう。
歌詞の削除とは、『勝訴〜』のラスト曲、『依存症』。
シャーべッツのロゴが溶けている
黄色い車の名は「 」
の箇所。
言うまでもなく、このカギ括弧の中の言葉は、『罪と罰』のジャケットで真っ二つにされている林檎の愛車「ヒトラー」なのだが、マスコミに配られた『勝訴〜』の試聴テープは2月下旬、このテープの回収騒ぎがあったことに端を発する。
私が知るキッカケとなったのは、3月14日に発売された音楽&ファッション誌『FAMOUS』。
「椎名林檎の言葉」という特集が組まれ、『勝訴〜』収録の全曲の歌詞を掲載してあったのだが、ラストの歌詞に不自然な空白があった。
その少し前に発売した『週刊宝島』にも「東芝EMIが歌詞の一部を削除修正するため、テープを回収している。収録曲『依存症』で歌われる愛車の名前が、ある"歴史上の人物"と同じであることが理由らしい。」という旨が記載されていた。
いくら理由が、「史上最大の独裁者だから」とはいえ、アーティストの表現内容をレコード会社の保身のために削除するのはいかがなものか、といった旨を私は掲示板に記したのだが、意外や意外、「自由には制限がある。自由ったって、しょせん憲法で守られている上での自由だから」といったような、分かったような分からないような返答しかなかったので、掲示板上で、私と同じ考えを持っているであろう方に送ったメールを掲載してみよう。
その方が、その時の自分の考えの「勢い」のようなものを表せると思うので…
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