森高千里の《ザ・バスターズ・ブルース》と《ザ・ブルー・ブルース》は、少なくとも形式の上ではブルースだ。
それも、スリー・コードの進行ではなく、モダン・ジャズでは最も一般的な「ツー・ファイブ」の流れを取り入れた洗練されたブルースで、キーもジャズのジャム・セッションにおいて最も使用頻度の高い「F」が選ばれているところがニクい。
歌詞の内容は他愛もない「ゴキブリ出ていけソング」と「浪人生を小馬鹿にしたソング」なのだが、ブルースの「形式だけ」を拝借した日常生活雑記風に小気味良くまとまっていると思うし、なにを隠そう私のカラオケ愛唱曲(笑)。