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こんな曲をやってきた
「冒険者たち〜Wild Herats」(佐野元春)


ベース:小野田清文


佐野元春のアルバム『Cafe Bohemia』に収録されている「Wild Herts〜冒険者たち」は、いつ聴いても実に素晴らしい曲だと思う。メロディも歌詞も恰好良い。

この曲が発表された当時高校生だった私は、この曲全体の持つセンチメンタルなんだけれども少し乾いた大人の世界に憧れたものだった。

そして、この「冒険者たち」は、ベースラインが面白い曲でもある。
サビの箇所は普通の8分音符のルート弾きだが、イントロとAメロのベースラインがユニークな譜割りとなっていて、この曲の軽快に流れてゆくような心地良いムードを設定しているのと同時に、上にかぶさるブラス群、あるいはヴォーカルの屋台骨としてしっかりと機能している。
力強いシンプルな8ビートを打ち出すドラムのパターンを縫うように太い曲線を描いて進んでゆく低音。

とりたてて難しい譜割りでも運指でもないのだが、このライン独特のノリをフィーリングとして身に付けておかないと、曲を殺してしまいかねない。
このAメロのベースラインの箇所はフィーリングが掴めるまで、何度も音源に合わせて練習した。

そして、このノリのパターンさえ身に付けてしまえば、あとは楽勝。気持ちよくサウンドに浸りながら、低音を絶やすことなく奏でれば良い。

残念なことに、この曲はCDに合わせて弾いたのみで、バンドやセッションで合わせたことは一度もない。

(記:2000/10/27) 

 
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