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私は、人のバックでベースを弾くときは、出来るだけオーソドックスな演奏を心がけている。
邪魔をしない演奏。
もちろん、存在感はあってもいいが、決して周囲を喰うような存在感ではイカン、それなら没個性的なほうがまだマシだと思ってる。
それは、プレイもそうですが、それ以前に音色も重要。
耳障りな音色、
低音のない音色、
トリッキーな音色、
ヴォーカルなどの主役楽器を邪魔する音色は邪道だと思っている。
したがってエフェクターは、ほぼ使用しない。ライン直結。
そうなると生音一本勝負になるが、生音はベース本体の音色がよくないといけない。
いや、いい音色というよりは、突き詰めれば、オーソドックスな音色のこと。
オーソドックスなところが押さえられている音色。
つまり、しっかりと低音が出て、音色が主張しすぎず、しかし、ドラムやギターやフロントなど、一緒に演奏するプレイヤーががキチンと聞き取れて、それにあわせてプレイできるだけの芯の太さと音の通りが必要だ。
そういうベースって意外と少ない。
さらに、こういうことは、少なくとも楽器屋での試奏だけでは分からないのだ。
ベース単体で良い音色でも、他の楽器と混ざったときにどういう音色が生き残るのか、ということは実際にアンサンブルしてみないと分からないかだ。
ただ、経験上言えるのは、やっぱりオールドは良いものが多い、ということは言える。
経験上、他の楽器に音色が潰されたり、殺されたり、存在感をかき消されたことはない。
そういった意味でも、オールドベースは、アンサンブルではベース本来の役割を、ストレスなく、細かいことを気にせずまっとうしやすい心強いパートナーではある。
しかし、私が地味でサポートに徹したプレイを心がけるのは、あくまでアンサンブル内でのときだけ。
たとえば、地球規模的アホバカユニットの「ボスタング」や、ベース一本でステージに立つときは、思いっきりベースで主張しまくることにしている。
他の楽器との音色の兼ね合いやバランスも気にする必要がないので、エフェクターもかけまくる。
だから、ふだんはエフェクターを使わない私でも、エフェクターにはずいぶんウルサい。
かれこれ、過去には40〜50個以上はエフェクターを買ったんじゃないかな。もちろん、ベースを始める前にキーボードを弾いていた時代からの数をトータルして、だけど。
様々なエフェクターを試してきて思うのですが、エフェクター選びは、難しい。
いや、セッティングも難しいんだけれども、自分の愛器にこれだッ!ってシックリくるエフェクターって、10個に1個ぐらいのような気がする。
ということは、つまり過去に気に入ったエフェクターは5個ぐらいしかないということ。それだけ、使っては売り、試してみては売り、の連続なのだ。
面白いことに、『ベースマガジン』や『キーボードマガジン』などの雑誌で絶賛されていたり、多くのミュージシャンが使っているということで世評の高いエフェクターは、すべてといっても良いほど、私の好みではなかったということ。
それだけ私の好みが変わっているのか、求める音が違うのか。あるいはタイアップ記事で仕方なくミュージシャンがメーカーの新作を褒め倒していただけなのか。
本日も、楽器屋さんで、たっぷり1時間半はエフェクター選びをして遊んできた。
ほとんど、店の中は私のプレイルーム状態。
店のお客さんにとっては、さぞかし迷惑なBGMだったことだろう。
そして、気になるエフェクターを2つ見つけた。
なぜ、またエフェクターの物色をはじめたのかというと、そろそろベース一本で一人でライブをやりたくなったから。
ここのところ、 バンド形式でのライブしかやってなかったからね。
昔は半年に一回ぐらいのペースでベース一本ライブやってたんだけど、そろそろ、一人表現もやりたい欲望が芽生え始めてきたのだ。
そして購入したのが、ライン6のディレイ・モジュラー。
ディレイは、既にお気に入りのディレイがあるので(修理を出すこと3回、部品不足で結局買ったときの値段の2倍のお金がかかっている、つまりそれほど愛着があるということ)、用途としてはどちらかというと内臓されている機能、ループサンプラーが目当てだったりして。
これを利用すれば、一人で何台も音を重ねられ、トランス的な演奏が可能になるのだ。
幸い、近所のバーで一人ベースライブをやることになったので、今から楽しみだ。
(記:2006/07/20) (加筆修正:2007/07/24)
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